ニキビ

ニキビができたら
皮膚科に行くべき?

ニキビができたら皮膚科に行くべき?

「ニキビ」は性別を問わず、思春期以上の幅広い年代の方々が悩んでいる代表的な肌トラブルです。
最近ではニキビケアとして洗顔料だけでなく化粧水など、様々なスキンケア商品が市販されています。また市販の塗り薬を使用しているという方もいらっしゃると思います。しかし、市販のものを使用してもなかなか治らない、悪化している、すぐに再発するという場合には、皮膚科の受診をおすすめします。

ニキビは悪化するほど治すにも時間がかかり、ニキビ跡として目立つ形で残ってしまうこともあります。
以下のようなお悩み・ご希望がございましたら、お気軽にじゅん茨木皮フ科・形成外科にご相談ください。

  • ニキビがなかなか治らない
  • 市販の塗り薬では効果がなかった
  • 自分でケアをしているが効果がない
  • ニキビが目立ち始めた
  • ニキビを悪化させたくない、ニキビ跡を残したくない
  • 自分の肌・体質に合った方法で治したい

子供のニキビ(思春期ニキビ)と
大人のニキビ

お子様、特に思春期以降にできる「子供のニキビ」と「大人のニキビ」は、原因や現れ方に違いがあります。
一方で、皮脂などで毛穴が詰まり、炎症が起こってニキビが形成されるという点は共通しています。

子供のニキビ(10代前半~後半)

子供のニキビ(10代前半~後半)思春期のお子様は、ホルモンバランスが変化して皮脂の分泌が活発になります。
これにより毛穴が皮脂で詰まり、アクネ菌などの菌が繁殖し、炎症を起こし、ニキビを形成します。
なお子供のニキビは、皮脂の分泌が特に活発になる額、頬、顎を中心としながら、顔のどこにでも発生します。

大人のニキビ(特に20~30代)

大人のニキビ(特に20~30代)大人になると、通常は皮脂の分泌が落ち着きます。ただ、不規則な生活やストレス、生活環境の変化、化粧品などの刺激によって皮脂の分泌が過剰になると、毛穴が詰まり菌の繁殖、炎症を引き起こし、ニキビを形成します。
また女性の場合は生理や妊娠などでホルモンバランスが変化したときにも、ニキビが発生しやすくなります。
大人のニキビは、口・顎周りに比較的多く発生します。

ニキビの種類と原因

テレビCMなどではニキビは赤く表現されていますが、実際に見た目・性質の異なるいくつかの種類に分けられます。

白ニキビ

白ニキビ

毛穴に皮脂が詰まっていますが、炎症はほとんどありません。
また見た目でも、健康な皮膚との見分けも困難です。

黒ニキビ

黒ニキビ

毛穴が開き、皮脂が酸化することで黒い点が見えます。
白ニキビが悪化した段階です。

赤ニキビ

赤ニキビ

毛穴に皮脂が詰まることで、アクネ菌などの菌が繁殖し、炎症を起こしている状態です。
白ニキビや黒ニキビが悪化した段階です。

黄ニキビ

黄ニキビ

赤ニキビの段階で治せないと、化膿を起こし、黄色っぽく変化します。
黄色ニキビにまで進行すると、ニキビ跡として残ってしまう可能性が高くなります。

ニキビ跡

ニキビ跡

コラーゲンが増生して起こる肥厚性瘢痕、コラーゲンが消失して起こる陥凹性瘢痕(クレーター)として、ニキビ跡が残った状態です。ニキビ跡になっても目立ちにくくする治療は可能ですが、これ以前に治療を受けているに越したことはありません。

 

ニキビの治療・治し方(保険適用)

ニキビの治療・治し方(保険適用)ニキビは外用薬や内服薬などで治療を行います。ニキビの治療は2~3日ですぐに効果が出るというわけではなく、治療の目安は3ヶ月。きれいにニキビを治すために根気がいる治療ですが、すぐに治らないから…と途中でやめてしまわないことが大切です。

外用薬

抗生剤の塗り薬、ピーリング作用のある塗り薬などを処方します。

内服薬

アクネ菌などの菌に対する抗生剤の飲み薬、皮脂の分泌をコントロールするビタミン剤などを処方します。
また漢方薬を併用する場合もあります。

ニキビを予防・悪化させない方法

ニキビを予防し、悪化することを防ぐための方法をご紹介します。

洗顔の手順

洗顔の手順

さまざまな洗顔料が市販されています。「ニキビ予防」などの効果が記載されているものが良いでしょう。
以下のような手順で1日1~2回、洗顔しましょう。

  1. まずはしっかりと手を洗います。
  2. ぬるま湯で、顔を洗います。このとき、擦らないようにしましょう。
  3. 洗顔料を泡立てます。泡立てネットが便利です。
  4. 泡立てた洗顔料で顔を洗います。手のひらが直接肌に触れないようにして、「泡を転がす」ように洗っていきます。ニキビができやすい部位は、特に丁寧に洗いますが、やはり擦らないようにしましょう。
  5. ぬるま湯で、洗顔料を落としていきます。洗顔料が残らないように、かつ擦らないように泡を落としていきましょう。
  6. 清潔なタオルを押し当てて、水を拭き取ります。
洗顔後は、すぐに保湿を

洗顔が終わったら、すぐに保湿をしましょう。
化粧水と乳液を併用するのがおすすめです。

紫外線対策

紫外線対策紫外線も、肌を刺激しニキビの炎症の原因となることがあります。 日焼け止めクリーム、帽子、日傘、サングラスなどによる紫外線対策が有効です。

メイクについて

ニキビ予防のためには、メイクをしないことが理想的ですが、なかなかそうもいかないと思います。
最近では、ニキビの原因となる刺激を抑えた化粧品が販売されています。また、メイクをする時間をできるだけ短くすることも大切です。自宅に帰ったらすぐにメイクを落とし、洗顔をする、休みの日はノーメイクで過ごすといったちょっとした工夫で、ニキビを予防していきましょう。

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