頬だけ乾燥する

何を塗っても頬が乾燥する

何を塗っても頬が乾燥する今や女性だけでなく男性もお肌のお手入れをする時代です。洗顔料を使った洗顔はもちろんのこと、化粧水や乳液、ローション、パックなどで毎日お肌のケアを頑張っているという方も多いでしょう。
しかし、何を塗っても頬が乾燥するということがあります。多くは、適切なスキンケアで改善できますが、中には皮膚の病気が原因として乾燥していることもあります。
頬の乾燥でお悩みの方は、一度、じゅん茨木皮フ科・形成外科にご相談ください。

頬がカサカサ乾燥する原因は?

頬がカサカサと乾燥する原因について、主なものをご紹介します。

皮脂欠乏症・老人性乾皮症

加齢や紫外線、空気の乾燥、洗い過ぎなどによって皮脂が不足し、皮膚の乾燥やかゆみ、赤みといった症状を引き起こす病気です。乾燥が過度になると、角質がフケのようになってポロポロと剥がれることもあります。

接触皮膚炎(かぶれ)

刺激物質やアレルゲン、光などが接触することで起こる湿疹です。
皮膚の乾燥の他、丘疹、赤み、小さな水ぶくれ、かゆみ、ヒリヒリ感などの症状が見られます。

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)

皮脂の分泌が過剰になることで引き起こされる湿疹です。頭部、髪の毛の生え際、顔面といった、もともと皮脂の分泌が活発な部位でよく見られます。
皮膚の乾燥に伴う多量のフケ、赤みなどの症状を伴います。

アトピー性皮膚炎

皮膚のバリア機能が低下することでアレルゲンなどの刺激に対して、免疫が異常に反応して炎症を引き起こします。
皮膚のかゆみや赤み、乾燥、肥厚などの症状を伴います。またこれらの症状が、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

乾癬

赤い発疹と白いフケのようなものの付着が特徴的な病気です。体表のどこにでも発生します。
かゆみ、関節の腫れ・痛み、爪の変形といった症状を伴うこともあります。

頬の乾燥は病気の場合も!?

それ以外にも、皮膚の病気が頬の乾燥を招いていることがあります。

肌を乾燥から守る皮脂を分泌する
「皮脂腺」が少ない

額や鼻は、「Tゾーン」と呼ばれ皮脂の分泌が活発です。そして皮脂を分泌する皮脂腺もたくさんあります。
対して目の周り、頬は皮脂腺が少ないため、乾燥しやすい部位です。また皮脂腺の数には個人差もあるため、その数が少ないという方は、頬の乾燥が目立ちやすくなります。

保湿の方法が誤っている

誰でも加齢とともに皮疹の分泌量は低下します。そのため、年齢を重ねるほど、化粧水や乳液によるスキンケアで保湿を行うことが、潤いを維持するためには大切になります。
ただ、スキンケアの方法やスキンケア用品の選択がお肌に合っていない場合には、保湿が十分になされず、皮膚の乾燥を招いてしまうことへと繋がります。

洗顔で皮脂を落とし過ぎている

朝の化粧前、お風呂では多くの方が洗顔料を使用し、洗顔をしています。化粧をする人はクレンジング剤も使う方が多いと思いますが、その回数が多すぎる、強く擦り過ぎているといった場合には、皮脂が落ちてしまい、乾燥を招くことがあります。特に、スクラブ入りの洗顔料は、「洗った感」が強くすっきりしますが、皮脂を落とし過ぎてしまう可能性があります。
洗顔の回数は多くて1日2回までとし、強く擦り過ぎないようにしましょう。もちろん、洗顔後の保湿も大切です。

外部からの刺激が多い

紫外線、空気の乾燥、あるいはマスクの着用も、外的刺激として少しずつバリア機能を低下させ、皮膚の乾燥を招きます。洗顔時に強く擦ること、タオルでゴシゴシと拭くことも、外的刺激に含まれます。

頬が乾燥している場合のスキンケア

頬が乾燥している場合に試していただきたいスキンケア方法をご紹介します。
ただし、乾燥以外にも症状があるとき、乾燥の程度が甚だしい(ひび割れしている等)ときなど、少しでも気になることがあれば、皮膚科の受診を優先しましょう。

洗顔の方法を改める

洗顔の方法を改め洗顔の回数は多くて1日2回までとし、低刺激のもの、乾燥肌向けの洗顔料・クレンジング剤を使用しましょう。
洗顔料は泡立てネットなどで十分に泡立て、泡を転がすようにして、摩擦を抑えて洗うのがポイントです。また、冷たい水や熱いお湯ではなく、ぬるま湯で洗いましょう。
水気を拭き取るときには、清潔なタオルを軽く押し当てるようにします。

洗顔後・入浴後すぐの保湿

洗顔後、入浴後は、お肌が乾燥しています。すぐに化粧水、乳液などで保湿しましょう。
なお保湿については、乾燥が気になるようでしたら基本的に1日に何回行っても構いません。

外部からの刺激を避ける

日焼け止めクリームなどによる紫外線対策を行うこと、タオルや手などで頬を擦らないことなどで、頬への刺激をできるだけ軽減しましょう。
マスクの着用も頬への刺激となります。不織布マスクでも、合成繊維ではなく綿や麻といった天然素材でできているものも市販されていますので、試してみてください。

メイクの見直し

セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが配合されている商品であれば、肌の潤いを保つことが可能です。また、低刺激性の商品が合うという方もいらっしゃいます。
パラベン、アルコール、鉱物油といった肌への刺激となることのある成分が含まれているものはできるだけ避けることをおすすめします。

このような場合は
受診をおすすめします

このような場合は受診をおすすめしますお肌の乾燥対策としてまず多くの方が考えるのが、スキンケアの改善だと思います。ただ、病気を原因としている場合など、スキンケアだけでは乾燥は解消しません。
以下のような場合には、スキンケアだけに頼らず、皮膚科を受診されることをおすすめします。

  • スキンケアを改善しても症状がよくならない
  • 乾燥以外の症状(かゆみ、赤み、つっぱり感、かぶれなど)がある
  • 乾燥の程度が甚だしい(ひび割れ、出血があるなど)
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