しみが目立つ、急にしみが増えてきた
顔のしみに対するお悩みがございましたら、お気軽に当院にご相談ください。
- 目立つしみを薄くしたい、消したい
- ニキビの跡が気になる
- 肝斑が目立っている
- そばかすが気になる
- 肌全体のトーンを明るくしたい
- しみのタイプに応じた治療を受けたい
- しみに有効とされるケアをしているが効果がない
患者様のしみ・お肌の状態に合わせた、適切な治療を提案させていただきます。
しみの原因
しみの原因は、1つだけではありません。さまざまな要因が重なってしみが発生します。 しみの原因を知ることは、しみの予防にも役立ちます。
紫外線
しみの最大の原因とも言えるのが、紫外線です。
夏場の強い日差しに含まれるUVB(紫外線B波)だけでなく、日常的に浴びる弱い日差しに含まれるUVA(紫外線A波)もしみの原因になります。
生活習慣の乱れ
高たんぱく・高脂質の食事の摂りすぎ、運動不足、睡眠不足、喫煙、生活リズムの乱れなどは、お肌のターンオーバーの遅れや自律神経の乱れを引き起こし、しみの原因となります。
ホルモンバランスの乱れ
不規則な生活リズム・睡眠不足などによってホルモンバランスが乱れると、メラノサイトが刺激されます。これにより、メラニン色素が多く作られ、しみの原因となります。
誤ったスキンケア
スキンケアが不足している場合だけでなく、擦りすぎている・スキンケア用品が合っていないといった場合も、メラノサイトが刺激され、メラニン色素の沈着およびしみを引き起こすことがあります。
内臓の障害
腎臓や肝臓の機能が低下すると、しみの生成を抑えてくれる副腎皮質ホルモンの分泌が低下します。これにより、しみが発生しやすくなることがあります。
しみができやすい人は?
しみの原因となる因子を多く持っている人は、当然ながらしみが発生するリスクが高くなります。 加えて、人によって異なる肌の性質も、しみができやすいか・できにくいかに影響します。 これらのことを考えると、特に以下に該当する方は、しみができやすいと言えます。
- 紫外線対策をしていない人
- 夏だけ紫外線対策をしている人
- 生活習慣が乱れている人
- 正しいスキンケアができていない人
- 色白の人
- 乾燥肌の人
肌の色が白い人は、同じ量の紫外線を浴びた場合でも、肌が黒い人に比べると余計にメラニンの生成が促進されてしまいます。また乾燥肌の人は、もともと肌のターンオーバーが適切に行われていない可能性が高く、そこにしみの原因が重なることで、しみができやすくなります。
しみの種類
ひと口に「しみ」と言っても、いくつかの種類に分けられます。 どのタイプのしみであるかを正確に診断することが、適切な治療につながります。
老人性色素斑
加齢、紫外線を主な原因とするしみです。
まわりの肌との境目が明確であり、またしみの濃さが均一であることが多くなります。ご高齢の方だけでなく、20代や30代でも発症します。
肝斑
周りの肌との境目が曖昧なしみが、頬骨や目尻の付近に、左右対称に発生します。
ホルモンバランスの乱れを主な原因とし、30~40代の女性に好発します。
そばかす
鼻、頬など顔の中心付近に、1~5ミリ程度の小さな丸いシミが、ほぼ均等な密度で現れます。多くは、子どものうちに発症します。
原因として、遺伝性が指摘されています。
炎症後色素沈着
ニキビ跡としてよく知られたしみです。その他、火傷、ケガ、アトピー性皮膚炎のあとに残ることもあります。
赤みを帯びた、褐色のしみであることが多くなります。通常、月日とともに薄くなっていきますが、早く消したい・薄くしたいという場合には、皮膚科を受診することをおすすめします。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
頬や額に左右対称に現れる、灰色・褐色がかった色などのしみのことを指します。
はっきりとした原因は分かっていませんが、遺伝性が指摘されています。
しみの治療(しみ取り)
内服薬や外用薬、注射、レーザー治療など、さまざまな治療法があります。
当院では、患者様のしみのタイプ、お肌の状態に合わせて、適切な治療をご提案します。
なお当院のレーザー治療には、さまざまなタイプのしみに効果が期待できる「Qスイッチルビーレーザー」を導入しております。
内服薬
ビタミンCによりメラニンの生成を抑止炎する「シナール」、ビタミンEにより肌のターンオーバーの促進させる「ユベラ」、炎症の原因となる物質の働きを抑制する「トラネキサム酸」、L-システインが肌のターンオーバーの促進・メラニン生成の抑制をもたらす「ハイチオール」などの内服薬を、しみのタイプやお肌の状態に合わせて処方します。
トラネキサム酸とユベラは、肝斑治療にも有効です。
外用薬
メラニンの生成を抑える「ハイドロキノン」、肌の再生を促進する「レチノール(トレチノイン)」という2種類の外用薬を併用します。
老人性色素斑、肝斑、炎症後色素沈着に有効です。
注射
美白・美肌に有効な成分をたっぷりと配合した注射です。
メラニンの生成を抑制し、しみの改善を図ります。また、お肌のキメを整えたり、若返らせたりする効果も期待できます。
レーザー治療(Qスイッチルビーレーザー)
メラニン色素顆粒に吸収されやすいレーザーを照射する治療です。高出力レーザーを、メラニン色素のみにピンポイントに当て、色素を破壊することができます。
これにより、周りの組織を傷つけない、効率的なしみ治療が可能になります。照射部を冷やしながらの治療となるため、ゴムで弾く程度の痛みに抑えられ、通常麻酔は必要ありません(ご希望の場合は麻酔クリームを使用いたします)。
老人性色素斑やそばかす、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)に対して有効です。
レーザーを照射する範囲にもよりますが、治療時間は5~10分程度となります。
しみ治療の費用
内服薬
内容 | 費用(税込) |
---|---|
シナール250mg 3錠 30日 | 1,000円 |
トランサミン500mg 2錠 30日 | 1,500円 |
外用薬
内容 | 費用(税込) |
---|---|
ハイドロキノン4%クリーム5g | 1,800円 |
トレチノインオイルジェル5g | 2,800円 |
Qスイッチルビーレーザー
内容 | 費用(税込) |
---|---|
~5mm | 5,500円 |
~10mm | 9,900円 |
以後、10mmごとに | 8,800円 |
しみを予防するには?
しみを予防するには、しみを引き起こす原因をできる限り排除することが大切です。
1年を通しての紫外線対策
紫外線対策は、夏だけでなく1年を通して行うことが大切です。
日焼け止めクリームの使用を基本とし、日傘や帽子、サングラス、衣類などでしっかりと紫外線対策を行いましょう。
しみは、顔以外にも発生します。露出部は特に念入りな対策が必要です。
生活習慣の改善
栄養バランスの良い食事を前提に、抗酸化作用を持つビタミンE、メラニンの生成抑制効果を持つビタミンCを積極的に摂取しましょう。食事での摂取が難しい場合には、サプリメントの併用もおすすめです。
その他、運動習慣を身につけること(紫外線対策は必須です)、規則正しい生活を送ること、十分な睡眠をとることなども大切です。喫煙は、しみだけでなくさまざまな肌トラブルの原因となります。喫煙をしている方は、禁煙しましょう。
正しいスキンケア
個人差はありますが、洗顔は1日2回を基本とします。それ以上の洗顔をしたり、強くこすって洗うと、乾燥肌のリスクが高まります。そして乾燥肌は、バリア機能の低下を招き、紫外線の影響を受けやすくなります。
洗顔料は十分に泡立て(泡立てネットの使用がおすすめです)、泡を転がすようにして優しく洗います。たっぷりのぬるま湯でしっかりと洗い流し、洗顔後はすぐに保湿をしてください。