ウイルスによる感染が原因の
ヘルペス
ヘルペスウイルスが皮膚、粘膜で感染を起こし、赤みや水ぶくれ、あるいは神経痛などの症状を伴う病気です。
一度でもヘルペスウイルスに感染すると、治療によって症状が治まってからも、ウイルスは体内に潜んでおり、免疫力が低下したときなどに再発します。
ヘルペスの種類
ヘルペスは、そのウイルスの種類に応じて、以下のように分類されます。
ヘルペスウイルスの分類 | 引き起こされる疾患 |
---|---|
水痘・帯状疱疹ウイルス | ・水ぼうそう(初感染時) ・帯状疱疹(水ぼうそうが治った後、免疫力が低下した時) |
単純ヘルペスウイルス1型 | ・口唇ヘルペス ・ヘルペス性歯肉口内炎 ・ヘルペス性角膜炎 ・カポジ水痘様発疹症 ・性器ヘルペス ・ヘルペス性ひょう疽 |
単純ヘルペスウイルス2型 | ・臀部ヘルペス ・性器ヘルペス |
ヘルペスはうつる!?
ヘルペスは、ヘルペスウイルスへの接触感染によって周りの人へとうつります。ウイルスに汚染された手指、日用品(タオルなど)、器具に触れることで感染し、発症します。また、咳やくしゃみなどによる飛沫感染も起こり得ます。
ヘルペスは自然治癒することも
ある?
ヘルペスは平均的に、7~10日ほどで自然治癒します。
しかしこれ以上長くかかることも多く、その間は人に移してしまうリスクもあります。また、再発を繰り返してしまう方も少なくありません。
医療機関を受診することで、早い時期に症状を抑えることも可能になります。
ヘルペスの症状
- 赤み
- 水ぶくれ
- 神経痛
上記のような症状が、皮膚、口、唇などに現れます。
ヘルペスの治療・治し方
抗ヘルペスウイルス外用薬・内服薬を使用します。
発症後、できるだけ早いタイミングで治療を開始することが重要です。
外用薬・内服薬での治療で十分な効果が得られない場合には、点滴や入院が必要になることもあります。