- 石鹸や洗剤が
合わない!?
肌荒れが
気になる方へ - 石鹸で肌荒れに
なるのはなぜ? - 洗剤で肌荒れに
なるのはなぜ? - 石鹸や洗剤による
肌荒れを防ぐには? - 石鹸や洗剤で
肌荒れがひどい場合
にはご相談ください
石鹸や洗剤が合わない!?
肌荒れが気になる方へ
近年、外食をする際など「無添加・無着色」を謳ったお店やメニューが目につきます。また実際に、そういった身体への優しさを強調した食べ物に人気があるように、石鹸や洗剤なども同様の傾向があります。毎日触れるものだからこそ、お肌・身体に優しいものをと考えるのは、ある意味当然のことです。
ただ「無添加石鹸だったのに肌が荒れた」というケースもあります。無添加だからすべての人の肌に合う、というわけではないのです。
石鹸や洗剤で肌荒れを起こすのはなぜなのでしょうか。またその対策について、ご紹介していきます。
石鹸で肌荒れになるのはなぜ?
身体に優しいはずの無添加の石鹸で肌荒れが起こるのはなぜなのでしょうか。
その主な原因をご紹介します。
成分が肌質に合っていない
たとえ無添加石鹸であっても、そこにはさまざまな成分が含まれています。「天然由来の成分だから肌荒れを起こさない」わけではないのです。
最終的には、無添加であるかどうかよりも、使われている成分がその人の肌に合うか合わないか、ということが重要になります。
実は添加物が含まれていた
現在、国内では「無添加」の表示の定義が曖昧です。たとえば、ある添加物を使用していない(=他の添加物を使用している)のであれば、「無添加」と表示することができてしまうのです。
そのため、無添加だという表示があっても、必ずしも一切の添加物が入っていないというわけではないのです。
洗浄力が強すぎた・使い過ぎた
石鹸の重要な役割に「洗浄」があります。ただ、この洗浄力が強すぎると、本来であれば必要な皮脂まで落としてしまいます。すると皮膚のバリア機能が低下して乾燥することから、肌荒れが起こってしまうのです。
また、石鹸の洗浄力がそれほど強くない場合も、回数を重ねるほど皮脂は落ちていきますから、洗い過ぎてしまった場合も同様に肌荒れを引き起こすことがあります。
洗剤で肌荒れになるのはなぜ?
では洗剤の場合はどうでしょう。洗剤によって肌荒れが起こる原因をご紹介します。
洗浄力が高すぎた
食器用洗剤は、手を洗う石鹸よりも高い洗浄力を持ちます。食器の油汚れなどを、できるだけ手軽に落とすことが求められている商品であるためです。
手袋をしてない場合には、どうしても「手の洗い過ぎ」となり、肌荒れを引き起こす原因になります。
界面活性剤によるもの
界面活性剤とは、食器用・洗濯用洗剤、シャンプーなどにほぼ確実と言っていいほど入っている成分です。
界面活性剤が入った洗剤は、泡立ちがよく、油をしっかりと浮かしてくれます。一方で肌に対しては刺激が強すぎ、油分が過剰に奪われることから、肌の乾燥、肌荒れへとつながってしまうのです。
近年、界面活性剤不使用の洗剤やシャンプーなども売られていますが、まだ一般的ではありません。
成分が肌質に合っていない
石鹸と同じように、洗剤の成分もやはりその人の肌に合う・合わないがあります。
無添加や低刺激を謳った商品であっても、肌質に合わなければ、肌荒れが起こることがあります。
石鹸や洗剤による肌荒れを
防ぐには?
石鹸や洗剤による肌荒れを防ぐためのポイントをご紹介します。
石鹸の場合
成分にこだわる
コラーゲン、ヒアルロン酸、ココナッツオイルといった美容成分が入ったものがおすすめです。
また、できるだけ界面活性剤や着色料などの添加物が入っていないものを選びましょう。
手洗い・洗顔方法を見直す
石鹸を泡立てネットなどでよく泡立て、泡を転がすようにして洗います。特に手を洗うときにはついついゴシゴシと擦ってしまいますが、よほどのしつこい汚れでなければ、優しく洗うだけで十分にきれいになります。
見落としがちなポイントとして、ぬるま湯を使うこと、泡が残らないようしっかりすすぐことも大切です。
洗ったあとのケア
手洗い・洗顔後は清潔なタオルを軽く押し付けて水分を取り除き、すぐに保湿を行います。
手洗い後であればハンドクリームを、洗顔後であれば化粧水・乳液などをつかって、しっかりと保湿します。
赤ちゃんの保湿ケアについて
保湿ケアは、新生児から始めてあげるのがおすすめです。この時期にしっかりと保湿を行っておくことで、皮膚のバリア機能が保たれ、将来的なアトピー性皮膚炎のリスクが抑えられます。また、アレルギー予防としても有効です。
洗剤の場合
界面活性剤不使用のものを使う
肌荒れの原因となる界面活性剤を使用していない洗剤を選ぶことで、手荒れの予防になります。
ゴム手袋を使用する
多少洗いづらくなる面はありますが、ゴム手袋は強力な肌荒れ予防になります。なおゴムによる刺激を避けるため、ゴム手袋の下に綿の薄い手袋を使用されることをおすすめします。
石鹸や洗剤で肌荒れがひどい場合にはご相談ください
ここまででご紹介したように、石鹸・洗剤による肌荒れは、その製品の選び方や使い方、ちょっとした工夫などによって改善できる余地があります。
ただ、これらの方法を試しても症状が改善しない、もしかすると他に原因があるかもしれないという場合には、お早目に当院にご相談ください。